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8年前に共通な趣味でネットで知り合って5年前に初めて東京で会って、そして2年前に彼が日本に3ヶ月ぐらいほど滞在したときに仲良くなったカナダ生まれ育ちのTakatsu。音楽や読書への情熱が熱く、東日本大震災後、被災者への応援ソングを自ら日本語で作詞作曲したとか。日本語はまだ勉強中だが、日本への愛情が深い。特にJPOP、村上春樹の作品をはじめとした日本の文学にはいつも励まされたり刺激を受けたりしているという。

今回は彼の3回目の東京なので、渋谷や原宿といった定番な観光スポットというより少し変わったところに連れて行こうと思った。村上春樹が大好きだということで、ハルキスト(村上春樹のファンのことを指す)なら知っておくべき、絶対足を運びたがるような場所をネットで検索してみたら、東京には3箇所ほどあったことがわかった。

駒場東大前駅から徒歩8分のBUNDANというカフェでは、村上春樹の「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」の作品に出てくる朝食が食べれるという情報を仕入れて、ココだ!と決め、一緒にあそこに足を運ぼうと思った。駅から少し離れると、少し異様な雰囲気が漂う場所へ入り込んだ。まさに、村上春樹の小説に出てきそうな場所だった。

興奮のあまり、友達がカメラを取り出してぱちぱちと写真を撮った。そして、カフェに入ると、魔法にかけられたかのように、心が落ち着き、悩み事が一気に吹っ飛んだように感じた。友達は世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランドに出てくる朝食を注文し、私はキッシュセットにした。

2年ぶりに会って話が尽きることはなかった。彼は人生でたくさん悩み、歌手を目指していた時期もあったが、今は著者になろうとしている。

実は、彼は初めて日本発の「携帯小説」を北アメリカで書いた人でもある。携帯で簡単に読める、1ページには文字数が少なく、書き方と表現も詩のように簡潔だというのが特徴の携帯小説を、彼が北アメリカで初めて書いた。そして、反響がよかったのでインターネット上で「携帯小説」のコミュニティを作った。今では何十人ものメンバーが所属している。

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あのあと、彼は何冊もの本を書いたが、一番最初に書いた「携帯小説」が出版社からオファーが来て、出版されることになった。彼の最新作はネット上で公開されて6ヶ月で閲覧回数が60万を超えるほどだ。

彼は「社会の仕組み」に捕われずに常に自分の道を進んでいる人で、私もいつも刺激を受けている。彼が近いうちに有名な著者になる夢が実現できますように。

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