中学校、高校、そして大学ではずっと成績が優秀だった。もちろん、波はあった。試験で不合格になって落ち込んだり自己嫌悪になったりしたことも何回かあった。でも、大事な時に、肝心な試験では結果はいつも願い通りだった。中学校の時は全校一位の成績まで取ってしまった。

そして、高校も大学も第一希望で受かった。いや、それどころじゃない。高校も大学も1校しか受験しなかった。そして、そのひとつしか受験しなかった学校に受かったという、憎たらしいほど運がついていた。

大学の時は学業だけでなく、色々な活動に参加したり、何カ国語も勉強し話せるようになったりして、「デニス君なら問題なく大企業に就職し、その先にも明るい未来が待ってるのだろう!」って周りから言われ始めた。

挙げ句の果てに、大学を卒業し、いわゆる就職活動をちゃんとせずに、第一希望の企業からも内定をいただいたという。本当に夢のような話。

順風満帆な人生ってこんなものだったのか・・って羨ましがられても仕方ないのかもしれない。しかし、自慢はここまでだ。

こんな人生を送ってきた私は、きっと大きな挫折なしで残りの人生を迎えるだろうと、思われるのかもしれない。実際、自分もそう思った。(高校卒業してから兵役で軍隊に入った2年間は辛くて大きな挫折に遭ったけど)

しかし、大学を卒業してから第一希望の企業から内定をいただいたのにもかかわらず、なんだか違うなって感じたり、やりたいことが多すぎて混乱したりして、転々と何度も転職し、結局2年以上が経った今、卒業直後の自分とさほど変わっていないし、進んでいないことに気付いた。

同年齢の人を見ると、みんな社会人5年目を迎えているのに、自分はまだ社会人1年目にもなっていない。周りの友達が結婚して車や家を買ったりしているのに、自分は生活するのに精一杯。

優秀な成績が保証してくれたはずの未来はどこにあった?

「なんでもできそう」な私は結局なにもできていない。

「なんでもできそう」のはいいことかもしれないが、ちゃんとした目標がないまま、先が見えないまま、転々としても、どこにも辿り着かない。

この20ヶ月ぐらい、本当にいろいろ迷いすぎた。

いわゆる失われた20ヶ月間だった。

まあ、楽観的に見れば、この20ヶ月間で・・

本を書いて自費出版したし

ほんのわずかだけど、社会経験もできたし、

自分の人生についてやっと真剣に考えたし、

将来やりたいこともなんとなく方向性を決めたし・・

そして、その将来のために10月から大学院に入ることが決まった。

この20ヶ月間、本当は失われていないかもしれない。

明日から27歳。

新しいスタートだ!

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