2013年も間もなく幕を閉じようとしています。毎年恒例の、1年を振り返って「流行語大賞」が注目されていますね〜

じぇじぇじぇ、倍返し、今でしょ、お・も・て・な・し」のどれかが優勝するだろうという議論もされていたのですが、結局4つ全部流行語大賞になりましたね。

流行語

今年の流行語は、なんだか身近に感じた言葉が多いのではないでしょうか?ネットの普及のせいかわかりませんが、例年と比べて、「なんじゃ、こりゃ?!」という言葉が比較的に少ない気がしますね。

ある国の文化と人々の考え方は、その国の言葉から垣間見ることができるので、「日本人らしさ」を表す言葉を今年の流行語からピックアップしてグループ化してみましょう。

1.「若者に関するネガティブ言葉」

SNEP(スネップ)、さとり世代、こじらせ女子

SNEPはSolitary Non-Employed Personsの略で、20歳以上59歳以下の未婚で無業者のうち(在学中を除く)、普段ずっと一人でいるか、一緒にいる人が家族以外にはいない人々を指す。

さとり世代は堅実で高望みをしない現代の若者を表す言葉。

それから、こじらせ女子というのは女性としての自意識は高いが、行動や結果がともなわなず、劣等感や非モテなどのネガティブ感情を持つ女子のことを指す。

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どれも現代日本社会の問題が浮き彫りにさせている言葉です。2004年に「発明」されたニートという言葉が更に進化し、ただ単に仕事・訓練・教育を受けていないだけではなく、一緒にいる人すらいないということで、様々な問題があります。日本という年功序列・終身雇用を基本とする社会では一度職を失ってしまうと、社会復帰が難しくなります。それだけでなく、職がなくなるとともに、人と接する場もなくなります。それで孤独感が深刻になります。孤立と無業の負のスパイラルこそが、SNEPの最大の恐怖だといわれています。

そして、ゆとり世代からさとり世代に変わろうとしています。どちらもよくないことです。ネットで調べれば、さとり世代の以下の特徴がばーっと出てきます。

「車やブランド品に興味がない」「欲がなく、ほどほどで満足する」「恋愛に淡泊」「海外旅行に関心が薄く、休日を自宅やその周辺で過ごすことを好む」「節約志向で無駄遣いはしないが、趣味にはお金を惜しまない」「様々な局面に合わせて友達を選び、気の合わない人とは付き合わない」

まさに、今海外で語られている日本社会の問題です。起業精神どころか、興味すらない。一旦会社に入れば一生が安定するのではないかと思い、海外に出たり、冒険したりはしない。会社も成長しないので、社員へのプレッシャーが半端ない。バーチャル世界に飛び込み、恋愛にも興味を失ってしまう。挙げ句の果てに人との付き合いも苦手になる・・日本経済の復帰には野望や冒険が必要なのに、一向に変わらないのが現実です。

2.「若者の流行に関する言葉」

日傘男子、困り顔メイク、涙袋メイク

日傘男子」はまさに少し前流行になっていた「草食系男子」の一部なのではないでしょうか?外見・ファッションを重視する日本では、日傘を持つ男子が少なくないと、よく聞きますが、海外では大変驚いているでしょう。日本の男子は今までの「男子」の定義を大胆に覆したのではないでしょうか?

そして、「草食系男子」にアピールするかのように、女子も「困り顔」や「涙袋」などをメイクで作り出そうとしているのは実に面白い。「肉食系男子」なら、ぐいぐい攻めていくのに対して、「草食系男子」は受け身で自ら行動しないので、女性側が自主的に「困ったな!」とアピールをしようとしています。

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日本のこれからの成長に必要な野望や大胆な行動などが欠けているのは・・この3つの「流行語」でもなんとなくわかるような気がしますよね〜

3.「日本社会・会社に関する言葉」

ブラック企業、限定正社員、追い出し部屋

そして、最後に、日本経済を支えている日本の会社にも、「流行」が作り出されています。ブラック企業と限定正社員は別に日本特有ではありませんが、日本社会ならではの特徴のせいか、日本のサラリーマンには非常に大きな影響を与えている。

ブラック企業、つまり労働法に定められた基準のグレイゾーンで運用されている会社は、世界のどこにもありますが、日本社会は基本的に終身雇用なので、転職はあまり勧められていないのです。それから、集団意識も高いので、ブラック企業に入ってもとりあえず同期と一緒に頑張ることが当たり前です。

日本企業は海外の需要に応えられないとか、天下りで予算がなくなるとか、色々な問題を抱えている。そして、ほかの国にどんどん抜かれていく中で、社員を必死に残そうとしているのではないでしょうか?日本企業同士ではあまり競争がないので、暗黙の同意で社会が成り立っている。誰も動こうとしないと、日本社会はそのうちどん底に落ちるのでしょう・・・

そして、最後に「追い出し部屋」といういかにも日本っぽいやり方ですね。終身雇用が基本な日本社会では社員を首にすることは滅多にない・・でもどうしても使えない社員がいたり、予算が回らなかったりすると、こういった汚い方法に走る。特定の社員にすべての仕事を外し、何もしごとを与えずに何日も、何週間も過ごさせる。苦痛でたまらない、退屈でたまらなくなると、自ら辞職させるという・・

08422e1c日本社会に必要なのは、刺激・野望・チャレンジ精神。海外に出てみないと、海外とは戦えないでしょう。2013年にはお馴染みな流行語がたくさんあった反面、日本社会に関するネガティブな言葉が多いのが気になりましたね。

2014年はもっと明るい流行語を作ろうではないか!

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