ご縁があり、今日は少し変わった茶道体験をさせていただきました。

今振り返ってみると、茶道の初体験は今から10年ほど前ぐらいでした。当時は茶道の意味など深くわかっておらず、ただただ面白いなと思っていました。抹茶の苦さに和菓子の甘さが緩和してくれたり、そして何十分も正座していると足が痛くなったりとか・・そういう思い出がありました。

立礼(りゅうれい)は正座せずに、椅子とテーブルで茶道を行う作法を指しますが、特別な例外を除いてあまり行われていなかったそうです。しかし、平成元年の頃に、立礼をメインでやる流派ができたのです。ずっと正座をしていると膝によくないとか、お年寄りまたは外国人には正座が難しいとか、こういう現代的な問題の解決策として、生まれたとのことです。

技術の発達によって健康意識が高まって、それから国際化によって日本の伝統文化を学ぼうとする外国人も増えてきた。正座というこだわりのせいで、日本の伝統文化を広げられないのが残念なことです。

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もちろん、立礼にもそれなりのルールがあります。例えば、テーブルの高さは47センチに決まってます。これは、正座したときにお茶具からの距離を保つためです。つまり、正座しても、椅子に座っても、距離感や作法の感覚があまり変わらないのです。

今日の茶道体験の会場は、景色も素晴らしかったです!

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茶道はお茶を飲むだけでなく、お茶を飲むまでの過程を重視しているのが特徴ですね。最初はお辞儀し、挨拶してから、お茶具を綺麗にしてから、お茶を入れるという。そして、ひとつひとつの動作も優雅で、とても美しかったです。私はまだ全然詳しくないのですが、非常に興味深かったです。

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おまけに、今日の中井霜仙先生からとても面白い話を聞きました。

日本料理はもともとお碗を使って正座して食べるものだったのに対して、フランス料理をはじめとする西洋料理はテーブルに座って、平らのお皿で食べるものでした。本来の食べ方だと、自分の目の位置から食べ物を一望できます。お碗は高さがありますが、正座して食べるとき、目の位置は高いので、上からすべての料理が見えます。西洋料理は椅子に座るとき、目の位置はテーブルから低いが、お皿なので問題なくすべての料理が見えます。しかし、日本ではいつの間にか正座ではなく、椅子とテーブルを取り入れるようになりましたが、お碗だけは変わりませんでした。そのせいか、椅子に座って食べるとき、お碗の高さで料理を一望できなくなりました。なのでテーブルで料理の写真を撮ろうとするとき、皆さん立って上から撮ろうとするでしょう。

私はまだまだ知識が浅くて語る資格はありませんが、立礼茶道を通して是非茶道を全世界にも広げてほしいですね。

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