最近、ニュースを観ると、留学生を受け入れる日本企業が増加している傾向があることがわかる。留学生の受け入れ体制を整えるべく、日本人とは別の枠で採用したり、留学生のための企業説明界を開いたりする会社が増えたことは否めない。

しかし、本当の問題は「いかに留学生を採用する」のではなく、「いかに留学生の力を自社に生かす」ことだと思う。もちろん、留学生にとって今までは「就活をする」または「ESを書く」ことすら困難だったので、最近留学生に優しくなったのは間違いない。しかし、「採用する」ことだけが頭いっぱいになって、それ以降のことを考えずに採用すると大きな損失になりかねない。

ここで私が個人的に「日本企業に知ってほしい留学生の事情と懸念」について書いてみたいと思います(*言うまでもなく、あくまでも個人的な考え方なので、留学生によっては考え方が大幅に変わる人も沢山いるでしょう)

そういう意味では、今所属の会社は優れていると思う。留学生の事情を色々考えた上で採用された気がするので、とても働きやすいです。

1. 「留学生=英語」という既成概念を破ってほしい

留学生は誰もが英語が得意というわけではない。中国や韓国をはじめ、英語圏じゃない国はもちろん、シンガポール・フィリピン・インドなどといった「英語圏」の国の留学生でも、必ずしも日本人がイメージした「英語」を話すとは限らない。日本人の多くがイメージしている留学生はアメリカのニューヨークやカリフォルニア地域で話される英語でしょう。しかし、実際国や地域によっては英語は大きく変わることはある。

なので、海外とは取引があるので「英語」を話す人を求めて留学生を採用するのは大きな間違い。しかも、「海外と取引がある」ということは、必ずしも海外の取引先もアメリカ英語を話すとは限らない。英語を話せる人というより、どの国の人とも英語でコミュニケーションを取れる人のほうが望ましいのではないかと思う。

2. 「日本語、うまいですね」は褒め言葉ではない

日本語を勉強している留学生に対して、「日本語上手ですね」と言うのは嬉しいことかもしれないが、就活している多くの留学生は日本にはもう4年いるということで、別に褒めてほしいと思っていないわけだ。日本語を褒めてほしいというより、自分の実力をみとめてほしい。

極端な場合、「日本語が上手ですね」というだけで会話が終わってしまうこともある。これほど屈辱なことはない。もっと会話しましょう。

3. 「ずっと日本に住みたい」と「日本で暫く働いてから国に帰りたい」と2種類の留学生がいる

日本で結婚して根を下ろして生活したい外国人もいれば、日本は好きだけどそれよりやっぱり家族が大事という人もいる。採用するときに確認しておくといいかもしれない。

4. 日本人の英語は別に下手だと思っていない(気にしない)

日本人は英語が苦手というのはよく耳にするが、外国人だから恥ずかしがって何も喋らないほうが対応しづらい。英語が本当に苦手なら日本語で話せばいいし、頑張って英語でコミュニケーションを取ろうと思えば、コミュニケーションは成り立つと思う。

5. 残業はいいけど、仕事をください。

これは人によるけど、日本で働こうと思っている外国人はだいたい残業を覚悟している。しかし、ただ上司より先に帰るのが気まずいというだけで、「残業」をするのは無意味だと思う。むしろ、仕事をたくさんくれればくれるほど、嬉しいことです。

6. 「外国人」扱いされたくない。かといって「日本人」扱いもされたくない

これは日本在住の外国人のコンプレックスかもしれない。外国人は事実だけど、特別扱いされたくない。かといって、なんでもかんでも日本人のルールでやれと言われても困る。ここでわかってほしいのは、日本みたいな社会は世界では唯一無二。「郷に入っては郷に従え」はある程度できるけど、細かいところまでチェックされるといやがるかもしれない。

また、留学生には「母国」があるので、休みがあるときに家族に会いたくなるのはごく自然でしょう。日本の会社では休みが少ない上、なかなか有給を取れない会社も多いので、同情でもいいから、帰らせてください(笑)かといって、帰るたびにお金を使うので、結局貯金をするのが大変だという矛盾もある。つまり、給料を上げて、休みも取らせてください!

だから外国人はめんどくさいって思われるんだね。なんとなく分かる気がします(笑)

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