ちょうど3年前に早稲田にあるWIFというサークルと出会いました。同期のシンガポール人の友達の紹介で、WIFの説明会に行ってみました。WIFとは何の略なのかすら知らずに行ったし、集まったのはキャラが濃くて背景が面白い人ばっかりだったし、WIFというのは何か変わった人たちの集いにしか見えなかったです。ニュージーランドに3年間住んでた日本人(話す英語はもちろん、日本語もニュージーランドなまりだった)、東南アジアに異常に興味を持っている日本人、聞いたこともなかったサモアから来た女の子、聞いたことあるけどさほど興味なかったアイスランドの男の子、それから自称ロシア人だけど実は日本人だった男などなど。こういったメンバーに囲まれて、私は教室を出ようかと躊躇してしまった。しかし、もしその時教室を出たら、今の自分とはきっと出会わなかっただろう。

WIFというのはWaseda International Festivalです。名前の通り、国際交流のサークルで、日本人と留学生が同じ立場で、同じ目標に向けてひとつの舞台を作り上げるサークルです。2008年のあのときから、色々な変化を経てきた。私もこのサークルの面白さがわかってきて、このサークルは実際、現実世界の縮小されたバージョンだということもわかってきた。このサークルのおかげで色々な国の人と文化と出会えた。それより、色々な自分とも出会えた。

「色々な自分とは?」について少し説明させていただきます。大学に入るまでの人生では、自分とわりと背景が似た人としか話したことがなかった。学歴は違ってても国籍や人生経験が一緒だった。学校では英語で話す。家族内では中国語で話す。日本人の友達とは日本語で話す。そういう決まりがあったけれども、ここに来てから、現実というのはそんな単純なものではないことがわかった。英語といっても色々な英語がある。中国語だってそうだ。そして、英語・中国語・日本語を母国語としない人だっていっぱいいる。そう言う人とは何語で話せばいいのか?英語は国際的な言語だと言われるかもしれないが、実際英語より日本語が得意な人だっている。今回ベルギー人が一人いる。ベルギーがヨーロッパにあるから、みんな英語話せるだろうと思いこんでしまうけど、実際彼は英語より日本語のほうがずっと得意だった。色々な人と接触しながら、頭の中にあった固定観念が破れていく。自分とは違う背景、違う母国語の人と話すたびに、違う自分が生まれてくる。そういう意味で、私はこの学校、このサークルで色々な自分に出会いました。

国が違うだけで、考え方や価値観が異なるので、WIFをやりながら、そういう異文化を学んできた。たまに価値観が違うせいで意見が合わなかったり、喧嘩したりするけれども、それも国際交流と異文化理解の一部だと思っています。時間観念のない国から来た人で、時計を持つ習慣がなく(携帯電話すら持っていない)、練習に来なかったりする人がいたらしい。

6月9日に私は4回目のWIF公演を迎えました。ソーラン節、シルクロードダンス、インディアンダンス、アフリカンダンス、台湾ダンス、韓国ダンス、サンバを今までやってきました。自分の国の文化に誇りを持ってそれをより多くの人に伝えたい人もいれば、ただ単にダンスが好きでダンスを教えたい人もいる。

「インドにいたときこういう夢がありました。1000人の前で踊れたらなんて素晴らしいだろうとずっと思ってた。だけど、私はダンスの経験もなく、そんな夢はきっと叶わないだろう。」とインディアンダンスのリーダーが言っていた。そんな彼女が、去年と今年、2回もステージ上で1000人の観客の前で自分が教えた生徒と一緒に踊っていた。夢って捨てたものじゃない。叶うものだ。

私はというと、今回は今まで自信のなかった演劇に挑戦することにしました。しかも主人公を演じさせていただくことになった。自分の短所を発覚し、そこを直しさえすれば、自信のなかったことでさえもできるようになるはず。経験のある友達の指導のもとで、私は徐々演技を学んできた。迎えた6月9日には、私は3年前きっと想像もできなかった演劇に挑んで、公演後に色々な人に褒めてもらえて本当に幸せでした。

ヘンリ王子

シルクロードダンス

台湾ダンス

ベルギーダンス

サンバ

タヒチダンス

スコッティシュ

変なスコットランド人と遭遇

日本舞踊

インディアンダンス

ソーラン節

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