3月21日

シンガポールに帰った後も日本のことが気になってしょうがなかった。夜にシンガポールに到着したが、その翌日にシンガポールの赤十字社とシンガポール日本人会に電話したが、やはり募金活動以外は何もできないという結論にたどりついた。募金活動は間違いなく、被災者にとって一番の助けになるし、私たちが今唯一できることかもしれない。しかし、私は被害者とまでは言わないが、日本とは深くて特別な絆を感じるので、お金を寄付するだけでなく、もうちょっと何か力になりたいと思った。

2008年の9月に知り合ったシンガポールの画家、ピーター・ドローと会った。ピーターはシンガポール出身のフリーの似顔絵画家・イラストレーター。描くことで人々に幸せを届けることをモットーに活動。過去の11年に渡って数多くの慈善活動にも参加し、アジアやアフリカの諸国を回りながら貧しい子供たちの似顔絵を描き、笑顔と希望を与えている。2007年には、360平方メートルに及ぶ世界最大のジャッキー・チェンの似顔絵を描きギネス世界記録を樹立した。

「何かやりたいけど、何をすればいいのかわからない。一緒に何かやりませんか?」とシンガポールに帰る前にピーターにメールした。とても嬉しいことに、ピーターは「いいよ。何かやりましょう!」と快く話に乗ってくれた。

二人で日本人会まで行ってみた。シンガポール日本人会とは、2005年から2006年にかけての間色々な活動に参加させていただいた。日本人会の光安さんとはそのとき何回かしか会ったことないのに、この日5年ぶりに会ったにもかかわらず覚えててくれた!!!本当に感動した。


3月22日

引き続きピーターと企画を立てていた。シンガポールの新聞には岩手県陸前高田市の被災状況が報道されて、「私たち陸前高田市に行くのだ!」と言いだして、陸前高田市の市役所の電話番号を調べて電話させられた。どうしても被災地に行きたかったが、色々な政府機関や大使館に電話したところ、やはり行けないということがわかった。

「私たちはすべての被災者を救うことはできないけれども、救える人には全力尽くして救わなければならない」というピーターの名言がとても気に入った。

3月27日

シンガポールにいる5日間は毎日ピーターと打ち合わせをしていた。やはり日本にいないと、色々情報が手に入らないので、できるだけ早く日本に出発しようと決めて、3月27日の夜にシンガポールを出て日本へと向かった。

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