アルバイトで「言語オタク」って名札に書いているのだけど、この2日間に4組のお客様に突っ込まれました。せっかく面白い自己紹介(まあ、一番自分らしい一言といえばこれしかないなと思った)を書いたのに、誰にも突っ込まれなかったらちょっと寂しいもんだから、「言語オタク?ってなんですか?」って聞かれた時の快感といったらありゃしない。しかし、身の回りには、私より言語に関して「オタク」な人は何人かいるので、勝手に自分にこんなあだ名をつけちゃって少し申し訳なく思う。

言語習得に熱心な人はたくさんいると思う。Youtubeで検索してみたらすぐわかる。一気に6カ国語以上流暢に話せる人は少なくない。私とは比べ物にならないぐらい真の言語の天才は世の中には多々いる。言語オタクは大きく二つのグループに分かれるー実用的な言語とレアな言語の愛好者。前方は言葉通り、世界中で多くの人に話されるメジャー言語をたくさん学ぼうとする人たち。後方はその反面、世界であまり知られていないマイナーな言語を敢えて勉強しようとする人たち。

一般化しているかもしれないけど、前方の言語学習者のほうが多い気がする。国連の公用語の英語、中国語、スペイン語、フランス語、ロシア語とアラビア語、それから日本やドイツなどといった先進国の言葉を学びたがる人のほうが多いのではないだろうか。一方、マイナーな言語を勉強しようとする人はめったにいないだろう。私はどちらかというと前方なので、かえってマイナーな言語を学ぼうとする人を尊敬する。友達の中にも、スワヒリ語、モンゴル語、チベット語などといった発音すら想像つかないような言語を覚えようとする人がいる。

もちろん、言語オタクということで、言語に関して好き嫌いはあってはならない。習得したとは全く言えなくて(てか全く覚えてないんだけどw)、アイヌ語とペルーのケチュア語にちょっとだけ触れた程度で習ったことはある。私にとって、言語はコミュニケーションツールなので、あまり使われていない言語を覚えても、「使う」チャンスはないので、私にはさほど魅力はない。でも、逆に考えれば、アイヌ語やケチュア語も昔よく使われていたが、政治の関係で日本語とスペイン語に替えられて、今やその言語を話す人が減ってきたというわけがある。だから、積極的にこういう少数民族の言語を守ろうとしないと、いつかは完全に消えてしまうだろう。そして、世界の6000もの言語はいつか、王者の言語に代えられ、なくなってしまう可能性は十分ある。こういうわけもあって、私は卒論テーマを「少数民族の言語」にしたのだ。

東京はいかに多数民族な都市か、六本木に行けば一目瞭然。アルバイトでも、日本語と英語はもちろん、たまにフランス語、イタリア語なども聞こえてくる。それより面白いのは、「英語」だけでも、色々なアクセントの英語が聞こえてくる。私は、外国人のお客様の英語を聞いてどこの国の人かを推測するのがこのアルバイトの醍醐味のひとつである。たまに、英語を話す日本人でも、「あ、この人の英語はイギリスなまりがめっちゃ強くて、恐らくイギリスに住んでいただろう。」

このアルバイトを始めて1カ月が経ったが、今まで会ったお客様の中で、日本、シンガポール、アメリカ、イギリス、フランス、イタリア、タイ、インドネシア、ミャンマー、スェーデンから来た人がいる。面白いことに、スペイン語圏の人、それから韓国人にはまだ会ったことない。これからも、来店するお客様の背景を積極的に聞いていきましょう(笑)

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