去年のクリスマスにはホワイトクリスマスが叶わなかったけど、今年のバレンタインデーには雪が季節的にではなく、奇跡的にザーザーと降ってきました。見事なホワイトバレンタインデーになっちゃいました。

バレンタインデーの主役は白ワインで乾杯してお祝いするカップルたちだけではない。「独身」という言葉に残酷につけられたことに自暴自棄するシングルたちも主役である。ただ、お祝いするカップルたちの場合だと、バレンタインデーはロマンチックな映画になる一方で、自己嫌悪のシングルたちの場合は悲劇である。

あなたはワインでお祝いしていたのか?それとも、自分をビールで潰そうと、自己嫌悪していたでしょうか?

私はというと、どちらでもなかった。

私はバイトのレストランでワインとビールを出していたのだ。

バイトが始まる前にヒルズのスターバックスで本を読んでいたら、同じシフトに入っていた友達がたまたまいたので、一緒に座って話していた。「今日は込まないといいな・・」と切実に願った彼。外を眺めると、雪が降っていたので、「まあ、今日は雪だし、誰も来ないでしょう。」と私は言い足した。「そうだね。バレンタインだし、みんなどこかもっと高級なレストランに行ってるはずだ。」と私たちは頭を頷いた。

結局、私たちの予測は見事に外れた。

レストランは予想以上に込んでいた。新人の私たち二人は何回か怒られてはいなかったけど、急かされた。せっかくのバレンタインデーなので、みんなで元気よく、機嫌良く仕事したかったので、私も無言のままだった。ただでさえ仕事が多いのに、何かを言われると少しいらっとするが、顔を挙げて、手をつないでお互いの目に見つめ合うカップルたちの幸せな姿を見ると、思わず笑顔が出てくる。

私もいつか、バレンタインデーにワインを出す側ではなく、ワインを飲むほうになりたいと思った。

「デニス!お皿早く持ってきて!ビールも早く出して!遅いよ!」と後ろからの声が私を夢から覚ました。

幸い、やけに忙しかったけど、最後まで残るお客様が少なかったので、早めに作業を終わらせることができた。最後の片づけをして、やっと一息ができた。アルバイトの先輩がかばんからチョコを出して、新人の二人と社員の一人にくれた。色々急かされたけど、最後にチョコもらえるのが嬉しかった。残念ながら私はチョコが食べないけどな(笑)

義理チョコもいいんだけど、そろそろ本命チョコがほしいなと思いながら、店を出たところ、雪に覆われた麻布十番にびっくりした。空からも止むことを知らぬかのように、雪が降り続けていた。店を出たときはすでに12時を過ぎていたので、いつの間にかバレンタインデーが終わっていた。

来年のバレンタインデーに、私は何をして過ごしているのでしょうか?

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